一次性頭痛
緊張型頭痛
一次性頭痛の中でもっとも多い頭痛です。
ストレスや姿勢の異常、首肩周りの筋肉の酷使などによって、頭頚部~肩周りの筋肉が凝った状態となり血液循環が低下し、筋肉が放出する発痛物質によって頭痛が生じると考えられています。
片頭痛
片側、もしくは両側にズキズキと拍動に合わせた痛みが出ます。
片頭痛になった1〜2割の人に、閃輝暗点(せきあんてん)という視野の中心にギザギザした光やモザイクのような光が現れ、閃輝暗点が消えてから頭痛が生じるという症状があります。
片頭痛は強い痛みに悩まされる人も多く、酷いと吐き気などの症状も出てくるため、仕事や日常生活に支障をきたすこともあります。
片頭痛は女性に多く、生理周期に合わせて頭痛が起こりやすい特徴もあります。
群発頭痛
群発頭痛は脳の視床下部に関係して起こると考えられていて、視床下部が刺激を受けると三叉神経が痛みを感じます。
そのため、三叉神経が繋がっている副交感神経、目、鼻に症状が現れます。三叉神経は左右に分かれて分布しているため、片側に症状が現れます。
また、群発頭痛のような激しい頭痛で、初めて頭痛が起こったときや症状が両側に出ているとき、涙や鼻水が出ない場合は注意が必要で、くも膜下出血や髄膜炎、脳腫瘍など重大な病気が原因の可能性もあるため、病院を受診するようにしましょう!!
群発頭痛
群発期(症状の出ている期間)に飲酒をすると確実に頭痛が出るので気を付けましょう。群発期が終わってしまえば飲酒をしても頭痛は起こらなくなります。
マスク頭痛
コロナが流行り始めて「マスク頭痛」という言葉ができました。
マスクをしていると呼吸時の酸素の量が減り二酸化炭素の量が増えます。血中の酸素量が減ると酸素を体内に供給するために血管が拡張します。
また、マスク内の湿度が上がり喉の渇きに気付きにくくなることで起きやすい脱水症状。
これらの血管の拡張、高湿度、脱水の症状が片頭痛の原因となります。
マスクを長時間しているとゴムに引っ張られ、側頭筋や咬筋、胸鎖乳突筋が張ります。加えて顔の筋肉をあまり動かさなくなることで表情筋も固くなります。
これらが原因となり緊張型頭痛が引き起こされます。
マスクが皮膚に触れることで触覚刺激となり、片頭痛の原因でもある三叉神経が過敏になり片頭痛の原因となることもあります。マスクの素材や形を変えてみるのも一つの方法です。
セルフケア
やってみても変化のない方や痛みの続く方はお気軽にご相談ください!